鈴木敏夫著『ジブリの哲学―変わるものと変わらないもの』

(2011年8月20日のツイート)
 『ジブリの哲学―変わるものと変わらないもの』読了。鈴木敏夫があちこちで書き散らした文章をテーマ毎にまとめた雑文集。ジブリのこれまでの歩みを内部から具体的に語った「スタジオジブリの10年」「<町工場>ジブリ」の項は必読(海外アニメスタジオとの比較が興味深い)。映画宣伝の悪戦苦闘が伝わってくる当時の現場メモ(ジブリ内部文書)が面白かった。


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『熱風』2011年8月号、特集「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」

(2011年8月10日のツイート)
 『熱風』2011年8月号の特集は、
「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」。
「6月11日、宮崎駿監督は東小金井で小さなデモをした。」(写真/高坂希太郎)


 特別座談会「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」の出席者:衆議院議員の河野太郎、被災地で支援活動を継続しているNGO団体代表の大西健丞、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー、ドワンゴ会長でありジブリのプロデューサー“見習い”の川上量生。そして、宮崎駿。

 河野太郎「自民党の中で「原子力政策はおかしなところがありますよね」という質問をすると、答えは返ってこなくて、その代わりに、おまえは共産党かとか、そういうやつは社民党に行けと言われてしまう。(中略)レッテルを張って騒ぐことでごまかしちゃってるという感じです」『熱風』8月号より

 川上「ジブリに対しては、なにか圧力はあったんですか?」鈴木「圧力はないです。過去にはジブリの作品で電力会社がスポンサーになって上映会をやりたいという申し入れは山のようにありましたね。それを1個1個つぶすのが僕としては大変でした」『熱風』8月号より

 鈴木「一見すると電力会社がスポンサーだってわからないような提案になっていたりするんです(中略)「もののけ姫」のときには大々的にそれが行われようとしていて、直前で気づいてストップしました。ようするに原子力推進のためにジブリの作品を使いたいという、そういう企画は山のようにありました」『熱風』8月号より

 大西「実は3月20日くらいから、福島県では新聞社とかテレビ局の人間は線量計を持たされているんですよ。(中略)この線量計の記録が正しければ、子供を校庭で遊ばせられるような数値にならないって言ってて」河野「(それは記事に)書かない?」大西「書かないんです、みんな」『熱風』8月号より

 宮崎駿「これは文明がいきついた人体実験ですよ。誰の方策も今のところなんの根拠もあるわけじゃない。僕なんか年齢が年齢だから今さらたいした影響なんてないからいいんです。でも、子供の問題になってくると根拠があろうとなかろうと、やれることは最大限やらなければならないでしょう」『熱風』8月号より

 宮崎駿「僕は風力とか太陽光とか地熱とか波だとか、いろんなものが原発の穴埋め候補にあがってるけど、これをやればいいんだという決定打はまだないと思います。ないと思うけど、とにかくいろいろなことやって道を拓いていくしかない」『熱風』8月号より

 『熱風』が置いてある書店。引用したところはほんの一部なので、興味がある方は『熱風』を手に入れてください。この特別座談会、「ジブリ汗まみれ」で放送する可能性もあるかもしれませんが。


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宮崎駿が書いていた新作の企画書を解読

(2011年8月10日のツイート)
 宮崎駿が新作の企画書を書いていたところを部分的に解読。
 一行目「…美しい少女、関東大震災の…」
 二行目「郎と避難行を共にする。十年後に…」
 三行目「な再会を楽…」
 そして、堀越二郎のキャラクターデザインのスケッチの横に
 「暗い結末を」の文字。
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宮崎駿の次回作は飛行機の設計技師・堀越二郎の生涯を描いた『風立ちぬ』か!?

(2011年8月9日~8月10日のツイート)
 このあと午後7時30分からNHK総合で放送のドキュメンタリー『コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎駿×宮崎吾朗~』。次回作の手がかりもそうだけど、宮崎駿のダークな部分がどれだけみれるか楽しみ。


 イタリア・カプロニー社製Ca48旅客機。岩波新書創刊70年記念の『図書』に宮崎駿が寄せた表紙。新作の絵コンテにあった飛行機はおそらくこれ。この飛行機は宮崎駿のマンガ『風立ちぬ』の冒頭にも登場する。ドキュメンタリーで堀越二郎らしきキャラクターデザインのスケッチもあった。「等身大の人間」を描くのだから、マンガとは違って豚鼻は付けない。宮崎駿の次回作は『風立ちぬ』で決まりだ。

 今日の放送を観て、個人的には99%宮崎駿の新作は『風立ちぬ』で固まったけど、残り1%の可能性で違う映画だったりしたら凹むなあ。

 『月刊モデルグラフィックス』2009年4月号のP.137(『風立ちぬ』第1回掲載のマンガ1ページ目)のラストから2コマ目に描かれている飛行機がイタリア・カプロニー社製Ca48旅客機。マンガでの飛行機の描かれ方と、ドキュメンタリーで映った絵コンテに描かれた飛行機の構図が似ていた。

 『コクリコ坂から』ドキュメンタリーの録画を見直したら、新作の絵コンテを描いている宮崎駿の机に、カプロニーおじさんらしき人を描いたイラストが貼ってあった。その上には「デッカイ飛行機つくるぞ」の文字が…。なるほど、宮崎駿の新作が『風立ちぬ』である可能性は99.9%になりました。

「ふたりが会って話したっていう証拠はまったくないんだけど、カプロニは世界最大の巨大機を作ったりして、堀越二郎も学生のころ、影響を受けたはずなんです」(『月刊モデルグラフィックス』2009年4月号の宮崎駿インタビューより)

■若者たちへの応援歌 宮崎駿『風立ちぬ』


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