『SWITCH 特別編集号 LISTEN 山口智子-旅の掌編』 新作映画『かぐや姫』について高畑勲語る

(2012年3月10日のツイート)
 『SWITCH 特別編集号 LISTEN 山口智子-旅の掌編』の鼎談のなかで、高畑勲が新作映画『かぐや姫』について語る。「月は重要だし、美しく描こうと思ってはいますが、必ずしも(『かぐや姫』の物語を)月と直接関係のあるお話だとは思っていない」「それを前提に今の作品を作っています」

 なぜ『かぐや姫』なのか、という山口智子の問いに対して、「月かどうかは別として、どこかから人が来るということに関心があります」「僕は『かぐや姫』を羽衣伝説と同じものと考えているんです。羽衣を纏った天女は天から来るとなっていますが、もしかしたら全く別のところからやってきて、人間と関係を結んで、あるいは結び損ねて、また帰って行くという話だと考えた。それは結局のところ自分たちも同じで、自分たちもどこか遠くから来たのかもしれない。この世で過ごして、またどこかへ帰って行くのかもしれない、と」(高畑勲)

 高畑勲のコラム「アニメーションと闇」は、岡山県美星町発行の『光と闇との調和をめざして』(2000)所収の寄稿文「闇と光」からの抜粋。闇は映像としては「無」であり、何かを描いて心理的に「闇」を感じさせるしかない。アニメーションで闇を描くことは困難であるとしながらも、彼の作品での表現の工夫が語られる。

 暗闇の中で微妙な表現ができると、宮崎吾朗に映画『ゲド戦記』の原作は第2巻『こわれた腕環』がいいのではないかと薦めた高畑勲だから、彼の新作映画『かぐや姫』でも闇をアニメーションで描くことがテーマのひとつになっているのではないか。吾朗監督が講演会で言っていたように、来年の夏に間に合うかわからないが期待。

『SWITCH 特別編集号 LISTEN 山口智子-旅の掌編』2012年3月10日発売
高畑勲の新作情報まとめ&イラン史研究家の孫崎紀子女史の論文「『竹取物語』のかぐや姫はイラン人!?」
三鷹の森アニメフェスタ2012 宮崎吾朗監督講演会レポート


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