世界で唯一オリジナルの栄エンジンで飛行可能な零戦52型『61-120』(米国PLANES OF FAME航空博物館所属)

(2012年11月28日、2013年3月31日、4月2日、4月4日のツイート)

YouTube-"FHD 伝説の名機体! 零戦来日! 蘇る栄エンジン始動! 組立見学会!!零式戦闘機"


YouTube-"航空発祥記念館 零戦エンジン始動・タキシング見学会"


YouTube-"零戦52型エンジン始動見学会 元零戦パイロット 原田要インタビュー"


ニコニコ動画-"零戦エナーシャ起動デモ、20mm機銃、自動消火装置等の説明"


JSF Today No.127/Jan.2013 特集=所沢航空発祥記念館 日本の航空技術100年展~零戦来日~』(PDF)

<航空記念館運営部・企画広報室>

 『零戦招致への道のり』

 「世界で唯一オリジナルのエンジンで飛行可能な「零戦展示」を企画して、足かけ3年。2012(平成24)年にようやく実現しました。当該機体は、1978(昭和53)年、1995(平成7)年にも日本へ里帰りしており、今回は3度目の来日となりました。2012年11月27日(火)、28日(水)の「組立見学会」、12月1日(土)、2日(日)の「エンジン始動見学会」には、全国から多くの航空機ファンが訪れ、改めて本物の零戦のインパクトは予想以上のものであると感じています。
 当初は、2011(平成23)年の「所沢航空発祥100周年記念」の目玉展示として計画を進めていましたが、東日本大震災の影響をはじめ、途中、何度となく計画を断念せざるを得ない事態に陥りました。
 今回、零戦をお借りしたアメリカのPLANES OF FAME航空博物館(以下、POF)との契約交渉も初めてのことで、最初にPOF側より借用にあたって3つの前提条件が文書で提示されました。この3つの条件をクリアすることが、この企画の最大の課題で、来日が確定するまで担当者として一番苦労した点です。
 まず1つ目は、所沢での展示後、「必ずアメリカ(POF)に返却する」という文書の提出を求められました。戦時中にサイパン島でアメリカ軍に捕獲されたこの零戦はいわゆる戦利品となっており、日本に貸した際に、「もともと日本の機体なので、返還してほしい」との声が挙がることをアメリカ側は一番恐れているようでした。これは、埼玉県知事の「所沢での零戦レンタル展示」の承認を得て、POFと契約を結ぶことで解決しました。
 2つ目の条件は、「当該零戦の価値は10ミリオンダラー(約9億円)であり、運搬・展示期間を含め、その金額の保険に入ること」でした。零戦は美術品と違い、通常、市場などに出回るものではないため、全くその価値が計り知れませんでした。(確かに現存する飛行可能なオリジナル栄二一型エンジンは世界で唯一ですから、貴重かと思うのですが…。)そこで、零戦の鑑定をアメリカ側に依頼し、その鑑定書をもとに保険に加入することになりました。結果、ほぼPOF側の要求する10ミリオンダラーに近い鑑定金額が出て、POF側で保険会社を手配することになりました。しかし今度は、依頼した保険会社3社全てが「保険契約のNG」という回答でしたので、これには慌てました。再度、日米双方の保険会社をあたり、最終的にはロイズ系の保険代理店に引き受けていただき、何とか解決することができました。
 そして最後、3つ目の条件は、「アメリカ国務省より武器輸出許可を得ること」でした。実はこれが一番の難関でした。書類上は、未だに日本は敗戦国扱いとなっており、「フォーム9」なる書類の存在および提出が求められるとのことでした。通常、申請して許可が降りるのに2か月程度掛かるとのことでしたので、東日本大震災復興支援を兼ねて日本に貸し出す旨、米国下院議員への働きかけを行うなどの措置をとりましたが、実際には6月初旬に申請し、許可が降りたのは4か月後の10月5日となりました。

 最終的に、零戦招致を実現できましたことは、前述のとおりアメリカ側が震災後、日米友好の証として全面協力を申し出てくれましたことと、招致に掛かる多額の費用を全面的にバックアップしていただきましたスポンサー様、及び関係各位のご協力の賜でありますことを忘れることはできません。この場をお借りしまして厚く御礼申しあげます」

【宮崎駿の夢】零戦を日本人パイロットの手で、日本の空に飛ばす『アビエイタープロジェクト』
梅本弘『海軍零戦隊撃墜戦記〈1〉』 宮崎駿の零戦談話


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