三鷹の森アニメフェスタ2015 米林宏昌監督講演会レポート


3年ぶり3回目の三鷹の森アニメフェスタ。
(1回目・三鷹の森アニメフェスタ2011
(2回目・三鷹の森アニメフェスタ2012

思い出のマーニー』上映前にジブリ美術館・事務局長の西岡純一氏が挨拶と作品紹介。
映画上映後、小島一宏アナを司会にして米林宏昌監督の講演会スタート。

ジブリ米林監督、次回作は『マーニー』とは真逆の作品に - シネマトゥデイ
ジブリ米林監督、宮崎吾朗監督は「ライバルというより仲間」 - シネマトゥデイ
「思い出のマーニー」で米林宏昌監督が講演で語る - アニメ!アニメ!
「思い出のマーニー」米林監督、次回作への意気込み明かす - 映画.com

こういう場は久々で緊張。
被っているハンチング帽は米林監督の奥さんの手作り。
マーニー」原作の舞台であるイギリスには1回も行ったことない。

韓国メディアの面白かった質問でこういうのがあった。
「ジブリ作品の登場人物で友だちにするのなら?」
「ジジ」と答えた。気後れしないから。大岩夫妻でもいいかな。

「マーニー」は子どもに向けてつくろうとしたけれど、
出来たものは子どもにとっては難しいものになったかもしれない。
北海道を舞台にしたのはジブリ作品で初めて。実際の風景に絵が負けちゃう。
宮崎(駿)さんがやらなかった(北海道を舞台にしなかった)のはこれかと思った。
10分近く杏奈とマーニーが二人だけで喋るので、
アニメーション作品として脚本段階から心配だった。
「ふふっ」と笑うマーニーの演技ができる人がなかなかいなかった。
有村さんにはそれができた。
麻呂さん(米林宏昌監督)はアイドル好き(ジブリの内部告発情報)。
「マーニー」は「アリエッティ」のときと比べて、
声優をやってもらった女優の方が多かった。
嫌だなぁと思った。緊張するから。
「マーニー」をやって、(内容に)今のところ心残りはない。
ひとつひとつ納得しながらつくったから。

米林監督は石川県出身で、地元の金沢美術工芸大学に入った。
OBにはアニメ監督の細田守やイバラードの井上直久がいる。
細田監督とは入れ替わりで、直接の接点はなかったが、
細田監督の卒業制作の絵コンテと設定資料を見たことがある。
大学2年のとき、地元のアニメーション会社のアルバイトでCMを手掛ける。
お墓やランドセルのCMを会社でつくっていて、ゆるキャラも(CMに?)出していた。

アニメーションはそんなに見ていない。
フェリーニの『』。『2001年宇宙の旅』。『ミツバチのささやき』。は好きで、
何回もソフトで見た。
子どものときからTVで放送していたから、僕もジブリ世代。
ジブリの作品は楽しみにしていた。

子どもの頃から、絵や漫画が好き。読むのも描くのも。
友だちや家族に見せて、褒められることが好きだった。
鳥山明さんの絵の模写もよくした。
ドラゴンボールは見ていたけれど、少女漫画の方が好きだった。
「りぼん」は妹が読んでいた。
舘野仁美さんに「麻呂の絵は少女漫画(の世界)ね」と言われた。
自分の絵はすごく嫌い。もうちょっと上手に描けたらと思う。

今後の作品づくりについて。
全然わからないけれど、実際アイディアは1つ持っていて考えはじめた。
「マーニー」とは真逆のものをつくりたい。
鈴木Pの「マーニー」企画を最初断るときに
「もっと動く作品をやりたい」と言った。
ポニョ」のアニメーションが好き。そういうのをやりたい。
高畑さんのように次作まで14年も空かないようにしたい。
「マーニー」のプロデューサーを担当した西村さんと
ちょっと話をしていて、やりとりをしている。

カオナシのモデルといわれているけれど、
その実際の経緯は、カオナシの雨のシーンを(米林監督が)描いていて、
そのラッシュで宮崎さんが「アレ、麻呂じゃないか。麻呂が入ってきた」と言ったのが最初。
カオナシに似ているとかあまり言うなといわれている。宣伝のときに損だから。

となりのトトロ』を久しぶりに観て、子どもを持つようになったから思うのか、
サツキとメイのお父さんの子どもとの接し方とか夢を与えるような言い方が素敵で、
あこがれる。

宮崎吾朗との関係。
ライバルではなく仲間。
日本アカデミー賞のプレゼンターを務めたとき、
結果発表の紙を開いて「コクリコ坂から」と
書いてあって本当に嬉しかった。
1本の映画をつくる大変さがわかる。
吾朗さんはタフ。何度も企画がボツになってもへこたれない。

『コクリコ坂から』のテンポがよかった。
短いカットで、作業量を減らす。
「アリエッティ」は1カット長い尺でやっていたのが、
「マーニー」で短い尺になったのは「コクリコ」の影響かもしれない。

日本を旅したスケッチトラベル 講演会まとめ

『伏 鉄砲娘の捕物帳』公開記念イベント「宮地昌幸監督×米林宏昌 トークショー」
立正大学講演会「鈴木敏夫プロデューサーに聞く~3.11後のジブリアニメの予感~」
三鷹の森アニメフェスタ2012 宮崎吾朗監督講演会レポート
『山口智子×鈴木敏夫“話をする二人”』の内容&宮崎駿の次回作についての考察
『シャーロット姫』と『崖の上のポニョ』


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