【THE NEXT GENERATION パトレイバー】押井守×鈴木敏夫トークイベント備忘録+α

(2014年9月12日、10月21日、11月27日、2015年1月9日、2月20日、3月12日、6月10日のツイート)
 パトレイバー映画上映&押井守×鈴木敏夫トークイベントに参加してきました。コンディション最悪でメモする気力もなかったのですが、トークイベントだけで1800円以上の価値があったと思います。

 ニュースの記事になったり、レポする人も多いと思うのですが、引っかかったところだけ(メモしてないのでいつもより意訳が入ったり正確さに欠けますが)備忘録として断片的にツイートします。
 
 鈴木敏夫に遺された仕事。高畑勲、宮崎駿、富野由悠季の葬儀委員長。

 制作部の人間を辞めさせてジブリをどうする?IGはジブリの人間を引き取らないよ。アニメ業界はジブリの騒動で迷惑している。

 『風立ちぬ』は破綻しているだろうと思っていたから観たかった。観たらやっぱり破綻していた。ものすごく気持ちの悪い映画。映画の堀越二郎は人格破綻者。あれは宮さん。

 ピクサーとの長年の関係で、ピクサーの中の人間を観てきた。どんどんアジア系の人材が増えてきて、その人たちがピクサーを辞めて、自分たちのアニメーションをつくろうとしている。それが、タイやマレーシアのアニメーションに注目していると言ったことの内実。韓国と中国のアニメはもう終わってる。

 宮さんはなんだかんだいって来年辺りからゴソゴソやり始めると思う。短編が中編にそして長編になるんでしょ。口だけ出して作品をつくりたいといっている。もう底が割れてる。手も出すに決まってるでしょ。

 庵野はどうやってエヴァを終わらせるのか?母親を出さないと終わらすことができない(押井と鈴木の意見一致)。庵野は作品をつくるとき無意識でやってる。無意識でつくるのは宮さんと一緒。

 宮さんの映画は父親の存在が希薄。『風立ちぬ』では父親っぽいのを出した。カプローニ。でも、あれは妄想でしょ。

 エヴァは庵野そのもの。猫背だし。でも、巨神兵も猫背だった。巨神兵は庵野のトラウマになってる。だから、庵野がナウシカをつくれば、いろんなことがうまくまとまる(いくようになる)のではないか。企画者として庵野にナウシカをやらせたい。

 押井さん今なにやってんだっけ?エルガイム?(ガルム・ウォーズです) メモおわり。

ナウシカとガルムとファンタジー 押井守監督『GARM WARS The Last Druid』
【押井守監督作品】『イノセンス』から10年。『GARM WARS The Last Druid』

鈴木P、ジブリの社員をどうする?押井守の追及にタジタジ - シネマトゥデイ
押井守×ジブリ鈴木P激論60分「で、ジブリどうするつもり?」「ずっと続けるしかない」 - 映画.com
鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - 押井守監督の「パトレイバー」にちなんだトークイベント「第4回マモルの部屋」の模様をお送りします。

『熱風』2015年1月号 特集「アジアのアニメーション制作事情」
 東南アジアの(3DCG)アニメに注目していると鈴木敏夫が頻繁に発言していますが、その発言の根拠がわかる記事が掲載されています。アジア圏の3DCG事情を知りたい人は必読。
 「彼ら(東南アジアのアニメ制作者たち)は日本のアニメをかなり勉強しているよ」と押井守との対談でも言っていましたが、その鈴木敏夫の発言に対して、(正確な言い回しは忘れましたが)「いや、日本のアニメの核の部分は彼らにはわからないと思う」と押井守が言っていたのが印象に残っています。

【インタビュー】コルピ・フェデリコ『熱風 2015年1月号』
「アジアでのアニメーション制作はどのように変わったのか」

コルピ・フェデリコ:2Dの日本のアニメーションは、東映さんが昔から韓国やフィリピンを下請けとしてたくさんつくっていました。あとは中国などもありましたが、5、6年くらい前からベトナムでもかなりつくるようになってきたんです。2013年にWIT STUDIOさんが制作した「進撃の巨人」のテレビアニメなどはけっこうベトナムチームが関わっていますね。2Dアニメーションでは、フィリピンにしても、ベトナムにしても、タイにしても、ほとんどみな日本がその技術を最初から教えていました。要するに日本の会社が、下請けを人件費の安い海外に出したい、という理由で、現地に教えてきたものだったんです。
 ところがCGの技術になると、日本が教えたセルアニメというか、2Dアニメの時とは違い、その成り立ちには2つのパターンがあるんです。いちばん多いのが、東南アジアの人が、たとえばアメリカ、それこそピクサーとか、ドリームワークスなどの有名スタジオに行ってそこの会社に入り勉強し、しばらく経ってから自分の国に戻って覚えたことを元にしてスタジオを開く、これが圧倒的に多いですね。あともう一つのパターンは、とくに台湾に圧倒的に多いのですけれど、アニメよりも日本のゲームの方に興味を持って、日本に来て日本の専門学校でCGを覚えたり、あるいは、短期で日本の制作会社に勤めたりした人たちが、同じように自分の国に戻って会社をつくったと。

 日本からの需要に応えるために、東南アジアでCGスタジオが次々につくられるようになったのは、2000年代前半です。東南アジアでは、日本と違い、それまで2Dでやっていたところを3Dに切り替えるという手間や採算というか、投資が必要なく、ゼロからCGをつくることが可能だったので、最初からCGに特化することができたのです。CGの知識に関して、そういった意味では、日本よりも東南アジアの方が進んでいたところがあるでしょう。

 下請けは多いです。ただ、やっぱりみんな本当は、いつか自分たちのオリジナル作品をつくりたいんです。それで、日本の下請けで稼いだお金で、オリジナルのフルCGの映画をつくったりしているんですが、だいたいそこでみんなダメになりますね。
 要するに、それまではとても調子よく行っていたのに、自分のオリジナル作品に手を出したとたんにうまくいかなくなる。うまくいかなくなる理由は、技術的にはすごくいいものがあるんですが、イマイチ話づくりが弱いんです。演出も、もろにピクサー映画や日本のアニメを真似していたりと、技術以外のストーリー、演出力のところでまだまだ足りないところがあるかなと思いますね。

 日本はアニメ市場というか、人口自体がもうどんどん少なくなっているし、高齢化も進んでいるということで将来性はなかなか望めそうにないですが、逆にアジアはまだ若い人が多いし、人口の半分が20代という国もたくさんあるので、そういった意味では、日本の技術や、それこそ演出力をアジアの人たちに教えてあげられればいいなと思います。たぶんコスト的なことはあるので、向こうの人たちが日本に来て学ぶよりも、日本から向こうへ行ったほうが、教えやすいのではないでしょうか。

武田美樹子(スタジオジブリ海外事業部):ドワンゴの川上量生さんが、いま日本も含めて世界的に、クリエーターやエンジニアの数が足りていないので、アジアの人たちに日本や現地で勉強する場を提供して、そしてそのまま勤めてもらうということも考えていると仰っていて、私はそれは「なるほどな」と思いました。



【『風立ちぬ』作画監督】高坂希太郎インタビュー【ジャパンエキスポ】
──スタジオジブリが3Dアニメーション映画を今後作ることがあると思いますか?
先のことはわからないですね。とりあえず、宮崎(駿)さんが引退宣言されましたけど、宮崎さん今後もまたちょっとやることがあるかもわからないですし。ただ、スタジオジブリのビジネスモデルは宮崎さんがあってはじめて成立するようなビジネスモデルだったので、引退するとなるとそれなりに規模を縮小したりとか、今までと違う手法で作っていかなくなるかもしれないので、3Dアニメーションの可能性はゼロではないですね。

──なぜスタジオジブリの映画はこんなに人々に愛されるのか?
環境が整っているんですね。他のスタジオでは、予算のこととか集まっているスタッフの技量の問題もあって、やりたいことに制限がある。「それだとちょっとお金かかるからできない」とか。まあ無理言えば、やらせてくれたりはしますけども。そういうところでは、なんていうんですかね、ある意味、(スタジオジブリは)湯水のように予算を使って、作りたい映像を作っていくことができるスタジオというのが魅力なんだと思いますね。それとは別に、宮崎さん高畑さんのクリエイターの技術の高さということですね。

何を作るかっていうのはね、何もわからないですよ(笑)。ジブリがこの先、アニメーションを作っていくかどうかもわからない状況なので。そこでいま、大人の映画をまた作るか…わからないですね。でも、『風立ちぬ』があったので、次はもし作るとしたら子ども向けのものになるんじゃないかと思います。

──宮崎吾朗については?
僕はそんなにべったりと仕事をしたことがないのでちょっとわからないところがあるんですけど、吾朗君はアニメーター上がりの監督ではないので、宮崎さんほど手を入れてくることはないんですけど、ちょっと…どうなんでしょうね。この先ジブリを継続的に支えていかなくてはいけないというところで、けっこう重い荷を背負って仕事をされているので、そういう意味では大変だなと思いますね。


舘野仁美「エンピツ戦記 誰も知らなかったスタジオジブリ」(最終回)
『熱風 2015年6月号』
 (2013年)9月6日、宮崎さんの引退会見が開かれました。引退会見を受けて、社内で説明会が開かれ、あらためて、「マーニー」の制作後に制作部門の社員全員が退社となること、ただし2014年末までは社員としての身分が保証されることなどが説明されました。
 まだ「かぐや姫」が完成していない中で、私たちは岐路に立たされようとしていました。「マーニー」が終わればジブリを去らねばならないという厳しい現実が目前に迫っていました。重い空気がスタジオ内に流れました。
 いつかこの日がくることは覚悟していたつもりでした。しかし、いざ現実となってみると、やはりショックでした。
「宮崎さんと鈴木さんが『ジブリを畳む』と言ったら、私たちはジタバタしないで、やめないといけないのよ」
 つねづね後輩たちにそう言ってきた手前、うろたえている姿は見せられませんでした。


三鷹の森アニメフェスタ2015 米林宏昌監督講演会レポート
『思い出のマーニー』米林監督、ジブリを昨年末に辞めていた - シネマトゥデイ
 イベントの途中、米林監督は突然「実は去年の年末に会社(スタジオジブリ)を辞めまして、僕は今ジブリの人間じゃないんです」と自身の去就を明かした。
 昨年発表の本作に続く次回作の予定を聞かれた米林監督。「もうジブリの人間ではないですが、(ジブリの)西村義明プロデューサーとは話をしていて、もちろん次の作品も作っていきたい」と語り、「『マーニー』とは逆に、快活に動くものやファンタジーをやってみたい。高橋(大輔)さんも声優でどうですか?」と高橋に笑顔で話し掛けた。


岩井俊二監督×鈴木敏夫氏 続編制作を通した"アニメ作品への思い"/<視線の先>インタビュー - トレンドニュース
──鈴木さんはイベントなどで『風の谷のナウシカ』の続編の話に言及されたこともありますが。
鈴木:「あれは庵野(秀明)がやりたいと言っているだけですよ。いろいろあって、そんなにやりたいなら勝手にやってよと言っているんです。だって『エヴァンゲリオン』って巨神兵ですよね。(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの)完結編がまだできていないでしょ。だから僕は庵野に言ったことあるんですよ。『最後にナウシカを出したらどうだ。そしたら話が終わるよ』って。(『エヴァ』には)お父さんしか出てないでしょ。だからお母さんを出す必要があるんじゃないかって。庵野は何も言わなかったけど(笑)」


 鈴木敏夫の陰謀もあるかもしれませんが、『巨神兵東京に現わる』をヱヴァQと同時上映したり、BDDVDにも収録されたりと、種は仕込んであります。それをどう育てるかは、庵野秀明次第ではないでしょうか。

 「デビルマン」の世界が「バイオレンスジャック」に接続したように、「エヴァ」が「ナウシカ」につながったら、それはそれで面白いですね。

ジブリファンはナウシカ2の夢を見るか? 庵野秀明、新劇場版『風の谷のナウシカ』実現への道

【構成・編集:庵野秀明】第27回東京国際映画祭 特集上映「庵野秀明の世界」紹介映像
【スタジオジブリの教養】鈴木敏夫を宮崎駿につなげた232冊+α
『スタジオカラー3Dアニメーター募集告知ムービー』&『スタジオカラーVSサイバーコネクトツー 3DCGアニメーション対決動画』
【宮崎駿のファンタジー回帰】三鷹の森ジブリ美術館企画展示「クルミわり人形とネズミの王さま展~メルヘンのたからもの~」
『思い出のマーニー』第3のヒロイン・彩香
宮崎駿「やらない自由」のススメ 戦国マンガ×シン・エヴァ
『風立ちぬ』【補遺】資料室
まだ風は吹いているか 長篇引退作品 宮崎駿監督『風立ちぬ』
捏造された神話 押井守監督『天使のたまご』
ヱヴァQ MAD
「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」&特撮短編映画『巨神兵東京に現わる』
立正大学講演会「鈴木敏夫プロデューサーに聞く~3.11後のジブリアニメの予感~」
三鷹の森アニメフェスタ2012 宮崎吾朗監督講演会レポート
ジブリ汗まみれと『BEST OF アニメージュ』


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